世界最大のLNG基地に世界最大のLNG船

先頃新聞報道で世界最大のLNG船が袖ケ浦に来ている(→ http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E0E6E2E7808DE0E6E2EAE0E2E3E38698E3E2E2E2 )ことを知り、話のタネに一度見てみたいと思っていました(単なるヤジウマですね)。
LNG船というのはその名の通り液化天然ガス(LNG)を輸送する船で、甲板に球形タンクの上半球を並べた外観を持つものは通称「おっぱいタンカー」(僕の身内での俗称だろうな…)と言います。
石油化学プラントで働いていれば球形タンクは珍しくありませんが、極低温のLNG用となれば材質は炭素鋼ではありません…って、まあそのへんは興味の趣くまま各自お調べ下さるとよろしいかと。

8月最後の日曜日、そして定修前最後の日曜日である今日、朝から庭の草刈りを済ませ家族で昼食を食べに出かけ君津のブックオフまで出向いてムスメの買い物に付き合い、その代償というかそのついでというか、帰り道をちょっと遠回りしてようやくお目当ての場所に立ち寄ることが出来ました。

袖ケ浦LNG基地は東京ガス袖ヶ浦工場と東京電力袖ヶ浦火力発電所の共同運営で、現存LNG受入れ基地としては世界最大(LNG貯蔵能力260万キロリットル(LNGタンク35基))とのこと。6、7年前にクジラが迷い込んだのを見物に出かけたときは、基地の規模なんてまったくアタマに浮かびませんでしたが、こんなところに袖ケ浦の自慢話があったとは。もっとも、ここで災害が起きれば自慢どころではなくなりますけどね。

画像さて、LNG船「エネルギーホライズン号」は全長300メートルというわりに、接岸したバースと撮影場所との距離があるうえに手前の発電風車がデカイせいで、いまいちその巨大さが実感できませんでした。東京湾越しの東京スカイツリーは相変わらずのノッポぶりを遠目に望ませてくれていましたが、船が300メートルならあの半分あたり、と考えたらやっぱりでかいのだと一応納得しました…。

帰宅後、参考のためにと千葉港のホームページ(→ http://homepage2.nifty.com/takara/ )を覗いてみたら…。川崎造船坂出工場で造ったんだ…。つまり、川崎重工製です。その工場は訪れたことはありませんが、検査屋として川重の構造物には随分勉強させてもらったので、ちょっと感慨深い、かな。

おっと、この「エネルギーホライズン号」の前のニュースは震災時の「コスモ石油千葉製油所爆発火災事故」ではありませんか。

LNG、風車、東京電力、極低温、爆発火災…。今日の記事はキーワードがたくさんあるなあ…。



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この記事へのコメント

ばふ
2011年08月29日 04:03
坂出の川重は、高速走って四国に入る瞬間すぐ真下に見えます。
中◯非◯壊さんとか、C◯◯さん、シー◯◯◯さんとかが入ってますね。
天使
2011年08月29日 13:26
素人の意見として、おそらく材質はアルミ系で板厚は100mm程度でしょう。軽くしないと潜水艦に仕様変更しなくてはいけないしね。それにしても「おっ○いタンカー」は初耳です。
niwatadumi
2011年08月30日 20:46
ばふ さん、天使 さん、こんばんは。

小説「鉄塔武蔵野線」によれば鉄塔には女鉄塔と男鉄塔がありますから、「おっぱいタンカー」も許していただけるかと…。
船の検査は良い記憶もありますが、コワイ思い出も多いです。スカイマスターに乗って側板の肉厚測定をしたときは、ブームごと倒れたらどうしようと考えてばかりいました。バラストタンクの迷路では、迷い死にした作業員さんのホネが次の室に転がっていそうでイヤでした。
普通の人生を送っていたら行くことのかなわない珍しい場所を訪れることができる、検査屋冥利ってやつかもしれませんが。

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